アートメイク後にかさぶたができたけど、取っても良い?
かさぶたが取れてアートメイクがまだらになった…
「落ちないメイク」として、今や気軽に施術を受けられるようになったアートメイク。
メイク時間を短縮できるので、忙しい現代では人気のある美容医療の1つです。
しかし、アートメイクは皮膚に細かく傷をつけてインクを注入していく行為。
施術後の皮膚は赤く腫れ、ヒリヒリと痛みを感じます。
ようやく痛みが落ち着いてきたと思ったら、「なかなかかさぶたが取れない!」なんてことも。
しかしそのかさぶた、適切なケアをしてあげないと皮膚がさらにダメージを受けてしまうんです。
また、「かさぶたがやっと取れたのに色がまだらになってる」など、悩みは尽きません。
そこで今回は、アートメイク後の皮膚の経過について眉毛・アイライン・リップのパーツ別でご紹介し、アートメイクでかさぶたができた時や、かさぶたが取れてまだらになってしまった時の対処法について、詳しく解説していきます!
一度アートメイクをして失敗してしまった方も是非参考にしてくださいね♪
アートメイク後の皮膚はどうなるの?
アートメイクをしてから、どれくらいで元の皮膚に戻る?
アートメイク後の皮膚は、目に見えない細かい傷がたくさん付いていて、とてもデリケート。
「2〜3日してもなかなか元に戻らないけど、大丈夫なの?」と心配に思う方もいるでしょう。
実は、アートメイクをした場所によって、その後の経過は異なるんです。
ここでは、眉毛・アイライン・リップのパーツにわけて、それぞれ施術後の肌がどのような経過を辿るのか、詳しく解説していきますね。
眉毛アートメイク後の経過
眉毛アートメイクの施術直後は、皮膚が赤く腫れてヒリヒリとした痛みを感じます。
しかし、自眉毛が生えている人は眉毛で隠れて腫れが目立たちません。周りから見ても気付かれにくいのが眉毛アートメイクのメリットです。
施術から2〜3日経つと、腫れや痛みは徐々に引いていきます。
腫れが落ち着くと、施術部分はかさぶたとなり、ムズムズとしたかゆみを伴うことがあります。
また、皮膚が乾燥し、つっぱり感を覚えるでしょう。
施術から1週間ほど経過すると、皮膚が新陳代謝を繰り返し、回復に向かいます。
その過程でかさぶたが自然に剥がれ、腫れや痛み、かゆみなども落ち着いてくるはず。
かさぶたが全て剥がれると、色味も馴染んできますよ。
かゆみや違和感で眉毛を掻きたくなりますが、グッと我慢しましょう。
アイラインアートメイク後の経過
アイラインアートメイクは、皮膚が薄くデリケートな部分への施術です。
そのため、眉毛アートメイクよりも腫れや痛みを感じやすく、号泣した後のように赤く膨れ上がることも。
また、目の防衛本能で、しばらくの間涙や目脂が止まらなくなることが考えられます。
腫れや痛みが激しい場合は、少しでも早く落ち着くように保冷剤を使って鎮静しましょう。
施術から2〜3日経過すると、眉毛と同様、腫れや痛みが治り、かさぶたができます。
アイラインアートメイクの場合は、薄い皮のようなかさぶたになりやすいです。
目元を触るとかさぶたが引っ張られ、無理矢理剥がされる可能性があります。
目を触る癖がある方は、無意識にかさぶたを取らないように気をつけましょう。
約1週間前後でかさぶたは自然に剥がれ落ちます。
水分を摂りすぎると浮腫んで腫れが治りにくいため注意が必要!
リップアートメイク後の経過
皮膚が薄く、すぐ下に粘膜がある唇へ行うリップアートメイク。
個人差はありますが、施術直後は眉毛や目よりも大きく腫れる可能性があります。
また、皮膚が炎症して赤みを帯びるため、入れたインクの色よりも濃く見える場合も。
ですが、眉毛や目より治りが早く、3日前後で腫れと痛みは落ち着くでしょう。
中には、点々とした小さなかさぶたができる人もいます。
しかし、1週間もしないうちにかさぶたが取れて、色味も落ち着いてきます。
辛い食べ物や熱々すぎる飲み物など、唇への刺激となるものはなるべく控えてくださいね!
アートメイクでかさぶたができた時の適切な対処法
アートメイクの後にかさぶたができたけど、剥がしても良いの?
施術してから皮膚が回復するまでの期間をダウンタイムと呼びます。
このダウンタイムの終盤には、施術した箇所がかさぶたとなることがあるんです。
しかし、「取れそうなかさぶたをそのままにして良いの?」と疑問に思いますよね。
実は、かさぶたができた時に適切なケアをしないと、色が安定しなかったり、完治するまで時間が掛かってしまったりするのです。
ここでは、アートメイクでかさぶたができた時の適切な対処法を3つご紹介します。
- 無理矢理剥がしたり触ったりしない
- 優しく保湿をする
- メイク時はかさぶたを避ける
無理矢理剥がしたり触ったりしない
アートメイク後にできたかさぶたは、気になっても絶対に無理矢理剥がしてはいけません!
かさぶたができると、かゆみを感じたり、剥がれないか気になったりしてつい触りたくなりますよね。
しかし、かさぶたを無理矢理剥がしてしまうと、せっかく治りかけだった傷口が裂けて出血する危険があります。
また、かさぶたを触ると、手に付着した雑菌がかさぶたに移り、傷口が感染することも。
傷口が大きくなったり、菌が繁殖したりすると、施術部分が完治するまでに時間がかります。
さらに、アートメイクで入れた色素が定着せず、仕上がりにムラが出てしまうのです。
かさぶたは最後には必ず自然に取れるもの。
触りたくなる気持ちをグッと抑えて、剥がれ落ちるのを気長に待ちましょう。
優しく保湿をする
かさぶたになれば、治りも早くなるんじゃないの?
と思われがちですが、かさぶたになったからといって安心してはいけません!
かさぶたとは、死んでしまった細胞が乾燥してできたものです。
皮膚が乾燥しているとかさぶたができやすく、かゆみが出て無理矢理剥がしたくなります。
反対に、日頃から保湿を心掛けていれば、かさぶたを作らずに皮膚を回復させられるんです。
クリニックにもよりますが、アートメイクの施術後は皮膚を乾燥から守るために軟膏を塗ってくれたり、保湿剤を処方してくれるところもあるんです。
肌質によってケア方法が異なるので、どのような保湿ケアをしたら良いのか担当者に確認しましょう。
いつもより優しく、たっぷりと保湿をすることが皮膚にとって回復の近道になります。
メイク時はかさぶたを避ける
アートメイク後にメイクをする場合、かさぶたがある部分は避けて強く擦らないように気をつけましょう。
メイク自体は施術直後から可能ですが、アートメイクをしたところは1週間前後はしないことをオススメします。
施術直後の皮膚は赤みや腫れなど、炎症を起こしています。
とてもデリケートな状態のため、メイク品に含まれる成分やメイクによる摩擦などが刺激となり、かさぶたが治りにくくなる可能性があるんです。
また、クレンジングなどで強く擦ることもかさぶたを悪化させることに繋がります。
最悪の場合、化膿してアートメイクどころか、通常のメイクもできなくなる恐れも。
アートメイク後は、かさぶたが自然に落ちて色が馴染むまで、肌を清潔に保ちましょう。
かさぶたが取れてまだらに!どうすれば良い?
せっかくアートメイクをしたのに、色がまばらになってしまった
という方もいるでしょう。
アートメイク後にできるかさぶたは、約1週間前後で剥がれます。
実は、かさぶたが取れると同時に、アートメイクで入れたインクの色も落ちてしまうんです。
その結果、かさぶたが剥がれた箇所だけ他の部分よりもインクが薄くなり、まだらになってしまいます。
しかし、一定期間を開ければ、もう一度同じ施術をすることが可能!
実は、多くのクリニックが、アートメイクの色をより定着させるために、2回以上同じ施術を受けるように推奨しているんです。
また、中には2回の施術を1セットとして料金を設定しているところも。
アートメイクの施術は、1回目で基本的な土台を作り、2回目で完成を目指します。
そのため、一度の施術で「全然色が残ってない!」と慌てる心配はありません。
2回目の施術は、1回目の施術を終えてから約2〜4週間後に行うことができます。
1回目の施術を行ったクリニックに問い合わせて、相談して日にちを決めましょう。
まとめ
アートメイク後の皮膚は、約1週間前後でかさぶたとなり、色味が安定してきます。
アートメイクでかさぶたができた時の適切な対処法とは、以下の3つ。
- 無理矢理剥がしたり触ったりしない
- 優しく保湿をする
- メイク時はかさぶたを避ける
また、かさぶたが取れてアートメイクがまだらになってしまった時は、2〜4週間ほど期間を空けてからもう一度同じ施術をしましょう。
アートメイクの施術は、1回目で基本的な土台を作り、2回目で完成を目指すのが基本です。
一度の施術でまだらになってしまったからと言って心配する必要はありません。
前回施術を受けたクリニックにて、どれくらいの期間を空けて2回目の施術をすれば良いのかを相談してみてくださいね♪
コメント