眉毛を描くのに時間がかかるから眉毛アートメイクを入れたい
眉毛アートメイクをする人が増えているけど、失敗しないの?
美容医療に関心が集まる昨今では、眉毛のアートメイクを取り扱うサロンやクリニックが増えています。
しかし、眉毛アートメイクが気軽にできるようになったと同時に、「失敗した!」と嘆く方も増えているんです。
眉毛アートメイクの成功・失敗は施術者の技量にかかっていますが、果たして自分で失敗を防げる方法はないのでしょうか。
実は、自分たちでも眉毛アートメイクで失敗しないために知っておかなければならないことが意外にも多くあるんですよ。
この記事では、眉毛アートメイクの失敗例を踏まえ、眉毛アートメイクで失敗しないために知っておくべき5つのポイントを詳しく解説していきます。
今後眉毛アートメイクを入れたいと思っている方は、この記事を見れば失敗を防げるはずです!
眉毛アートメイクとは?
アートメイクとは、色味が長期的に続くように皮膚表面0.02mm〜0.04mmほどの部分に針でインクを注入したメイクのことです。
眉毛アートメイクはその名の通り、メイク後の眉の形にするために眉毛下の皮膚に色を入れたメイクです。
眉毛は顔のパーツの中で最も表情や雰囲気を左右するものです。バランス良く眉毛を描くにはプロでも練習を要するほど。
毎日眉毛を描くのに苦戦しているという女性も多いのではないでしょうか。
眉毛アートメイクは、メイクの時短やメイク直しの手間が省けるなど、眉毛を描くことのストレスから解放されるので、女性から人気があります。
また、皮膚に直接色付けしているので、汗や水で色落ちする心配がないのも魅力です。
眉毛アートメイクの失敗例
最近では美容整形が身近になっていることもあり、眉毛アートメイクをすることに抵抗を感じない方が増えています。
しかし、眉毛アートメイクへの需要が増える一方で、眉毛アートメイクサロンで失敗されたという声も耳にします。
眉毛アートメイクによる失敗とは、どのようなものなのでしょうか。
実際に眉毛アートメイクに失敗した人たちは、
デザインに問題があった…
と話しています。
眉毛アートメイクによるデザインの失敗とは主に3つの原因があります。
自分の顔と眉毛デザインの雰囲気が合っていない
最も多い眉毛アートメイクの失敗は、顔のパーツと眉毛の雰囲気が合っていないことです。
例えば、「モデルのように凛としたかっこいい眉毛にして欲しい」とお願いしたとします。
「凛としたかっこいい眉毛」というと、大抵の人は太く濃く眉山がキリッと角張った眉毛を想像します。
しかし、自分の顔の輪郭やパーツが丸みを帯びた優しげな雰囲気であるとしたら、「凛としたかっこいい眉毛」を自分の顔に描いてみると、「顔の中で眉毛だけ浮いてしまった」ということが起こりうるのです。
モデルや女優の眉に憧れて真似をするのも良いですが、その眉が自分のパーツの良さを消してしまうかもしれません。
アートメイクの色が髪や瞳、元の眉毛と違う
眉毛アートメイクでは、希望に合わせた色味を入れることができます。
多くの場合は黒・こげ茶色・明るめの茶色を基準にして選びます。
ここで選び方を間違えてしまうと、思っていたイメージとギャップが生まれてしまう可能性があるのです。
もし髪の毛が茶色い人が眉毛アートメイクで濃い黒を入れてしまうと、眉毛の印象が強くなり、のっぺりとした顔になってしまいます。
また、髪の毛が濃い黒の人が眉毛まで真っ黒にしてしまうと、全体的に重たくどんよりしてしまうのです。
髪の毛や眉毛の色を考慮せず眉毛アートメイクを入れてしまうと、良くも悪くも雰囲気がガラッと変わります。
流行デザインが変わってしまい修正できない
眉毛アートメイクを入れる際、当時のトレンドに合わせたデザインで入れると、後からトレンドが変わったときに修正を加えられないかもしれません。
太眉が流行っていた時期に眉毛アートメイクを入れ、後々細眉がブームになっても「眉毛アートメイクを太く入れちゃったから細くできない!」と嘆く人もいたそうです。
流行は短期間で移り変わるもの。
流行に合わせて眉の形を変えたいのであれば、あまり特徴のあるデザインで入れないことをオススメします。
眉毛アートメイクで失敗しないために知っておくべき5つのポイント
眉毛アートメイクの失敗は自分では防ぐことができないの?
と不安に思う方もいますよね。
実は、眉毛アートメイクに関する知識や予約時に注意すべきポイントを抑えていれば、失敗を防げる可能性が上がります!
ここでは、眉毛アートメイクで知っておくべきポイントを5つご紹介するので、今後眉毛アートメイクをする際に参考にしてみてくださいね。
違法サロンを選ばない
日本でのアートメイクは、医師免許を持っている医者か、医者の管理の元にある看護師でないと施術できないと法律で定められています。
さらに詳しく説明すると、医師法第17条にはこのような記載があります。
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(2) 針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為
引用元:厚生労働省公式ホームページ
アートメイクは肌に針を刺す医療行為です。
知識や技術のない素人がアートメイクをすると、むやみに肌を傷つけてしまう可能性があります。また、きれいなデザインにならないだけでなく、下手すれば長期的に痛みが残ってしまうことも。
残念ながら、日本には無免許でアートメイクを提供しているサロンがあるのも事実です。
過去には眉毛アートメイクサロンで免許を持っていない人が施術し、捕まった例もあります。
無免許で眉毛アートメイクを施術しているサロンは格安で提供していることがありますが、それに釣られず、絶対に行かないように注意しましょう。
消えるまで数年かかる
眉毛アートメイクは、一度入れるとすぐには消えません。
一回入れた眉毛アートメイクの持続期間は、平均約1年〜3年と言われています。
また、1年〜3年経ったとしても全て消えるのではなく、薄く色や形が残り、ファンデーションを塗っても隠し切れないことも。
自分の思うようなデザインにならなかったり、色や形を変えたいと思ったりしても、自然に消えるの待つにはかなりの時間が必要になるのです。
気軽に眉毛アートメイクが受けられる時代だからこそ、入れるときには慎重にデザインを考えなければ後悔するかもしれません。
除去するにもお金がかかる
眉毛アートメイクに失敗して早くデザインを変えたい時には、アートメイクの除去も可能です。
しかし、眉毛アートメイクの除去は、アートメイクを入れるよりも費用がかかってしまいます。
通常眉毛アートメイクは皮膚の最も表面にある表皮と言われる部分に色を入れます。
表皮はターンオーバーをする働きがあり、時間を掛けて代謝することで古い肌から新しい肌へと生まれ変わります。
ターンオーバーによって眉毛アートメイクで色を入れた部分も自然と剥がれ落ちていきます。
ですが、今すぐにアートメイクを消したいのであれば除去手術が必要です。
アートメイク除去の施術にはレーザー治療、切除、除去液、カモフラージュなどがあります。
眉毛アートメイク自体の金額は安くて両眉合わせて3万円前後ですが、眉毛アートメイクの除去は両眉で6万円前後かかるのが一般的です。
最も主流で費用も抑えられるのはレーザー治療ですが、一度で完全に消えるのではなく2〜3回に分けて施術を受けなければならい点や、色味によってはさらに時間を要することも頭に入れておかなくてはなりません。
ダウンタイム中のケアが大切
ダウンタイムとは、施術で傷ついた肌が癒えるまでの期間のことです。
眉毛アートメイクのダウンタイムはアートメイクの濃さや肌質によっても変わりますが、大体1週間前後です。
肌に針を入れて行う施術なので、どうしても肌に傷がついてしまいます。
肌に傷がついた状態はとてもデリケートで敏感になりやすく、乾燥や肌荒れを起こすこともあります。いつも以上に丁寧にケアをしてあげることで赤みを抑えたり、痛みを和らげたりできます。
ダウンタイム中は、
- メイクを控える
- 化粧水やクリームなどで念入りに保湿
- 紫外線対策
- むやみに触らない
このようなことに注意して過ごすように心がけましょう。
また、激しい運動や長時間の入浴は体の代謝を上げ、皮膚のターンオーバーを促してしまいます。
肌に眉毛アートメイクの色が定着するまでは、なるべく代謝をあげるような行動は控えておきましょう。
実績のあるサロンを探す
眉毛アートメイクの成功は、施術者の技術力で決まると言っても過言ではありません。
いくら入念にデザインをチェックしても、その通りに施術できなければイメージとかけ離れたものになってしまいます。
眉毛アートメイクサロンを選ぶ際は、必ずホームページやSNSで症例を見て、実績や実力が伴っているのかを確認するようにしましょう。
また、サロンや施術者によって得意なデザインが異なります。
自分が入れたいデザインの症例があるかを確認し、その施術をした人を指名できるのであれば、追加料金がかかるとしても指名した方が安心して受けられます。
失敗した人の中には「経験が浅い人が担当し、イメージ通りに施術してもらえなかった」という方もいます。
サロンの症例の中から自分のしたい眉毛アートメイクデザインがあれば、その症例写真を見せるのも効果的です。
まとめ
眉毛アートメイクを失敗しないために知っておくべき5つのポイントは
- 違法サロンを選ばない
- 消えるまで数年かかる
- 除去するにもお金がかかる
- ダウンタイム中のケアが大切
- 実績のあるサロンを探す
以上に気を付ける必要があるとお伝えしました。
眉毛アートメイクは自分に合ったデザインを入れることができればメイクが楽になるのでオススメです。
眉毛アートメイクを提供するサロンが増え続けている中で、違法行為をせず実績もあって信頼できるサロンを探し、素敵な眉毛アートメイクを楽しんでくださいね!
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