まつ毛を切ると逆に伸びると聞いたことがあるけど本当かな?
そもそもまつ毛にハサミを入れるのが怖いんだけどやるべき?
まつ毛を切ると伸びる、という噂を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
ただ、実際にトライしてみようと思っても、いざハサミを持つと勇気が出なかったり、貴重なまつ毛をカットするのに抵抗を感じてしまうものです。
そこで今回は、古くからの噂である「まつ毛を切ると伸びる」の真相を解明します!
他の噂や常識、まつ毛ケアのコツも併せて紹介しますので、悩める女子の皆さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
「まつ毛を切ると伸びる」はウソ! 科学的根拠ナシ
いきなり結論を申し上げます。
「まつ毛を切ると伸びる」はウソです。
ただし、まつ毛自体がまったく伸びないというわけではなく、自然には一定以上の長さになりにくい、ということ。
噂が出回った理由として、以下のような現象が挙げられます。
伸びたように感じるのは元の長さに戻っただけ
まつ毛を切ると、確かに伸びます。
え?さっきウソだって言っていなかった…?
実は、まつ毛を切ったことで伸びるのは、以前の長さと同程度までのことがほとんど。
「まつ毛を切って伸ばしたら以前より伸びる」という狙いでは使えない方法ですので、覚えておいてくださいね。
まつ毛を切った直後から観察していくと、確かに少しずつ伸びる様子が見られます。
ただし、一定以上伸びるとそこで成長が止まってしまうのです。
それを「まつ毛を切ったらむしろ伸びる」と勘違いしてしまう方が多くいた結果、まつ毛を切ったら伸びるという噂に繋がったのではないかと考えられます。
まつ毛が伸びる速度は髪の毛などの他の体毛に比べて遅いため、伸びる期間が比較的長いというのもこの噂を広める要因の1つだったのではないでしょうか。
切ったことによるデメリットもたくさん
むしろ気にしたほうがいいのが、まつ毛を切ったことによるデメリットです。
まつ毛を切ることで、普段と感覚が異なってしまいます。
切り口を上手に整えられなければ、まばたきのたびにチクチクした感覚に悩まされることになりますし、見た目の上でも周囲から「どうしたんだろう?」と思われてしまうことも。
また、まつ毛の本来の役割である、「ゴミや異物から目を守る」という役割も果たしにくくなってしまいます。
まつ毛を実際に切った方は、「チクチクして違和感しかない」「目にゴミが入ってコンタクトで過ごしにくくなった」など、生活上の不便を感じることも多いようです。
「まつ毛を切ると伸びる」がウソである以上、いたずらにまつ毛を切るのはリスクしかありません。
そのほかにもある意外な「まつ毛の常識」
「まつ毛を切ると伸びる」という噂以外にも、知っているようで知らないまつ毛の常識が存在します。
美意識が高い女子なら知っておきたい、まつ毛の常識をまとめてみました。
マスカラ自体はまつ毛を傷めにくい! でも…
マスカラは意外とまつ毛の負担にはなりにくいです。
ただし、ビューラーで挟んで引っ張ることでまつ毛が傷みやすくなったり、抜けやすくなったりするので注意が必要です。
強く挟まないように心がけるほか、熱で持ち上げるホットビューラーを利用するのがおすすめ。
また、信頼できるサロンでまつ毛パーマの施術を行ってもらうことで、毎日ビューラーを使う必要がなくなります。
さらに、マスカラをオフするためのクレンジング時に強く引っ張るのもまつ毛を傷める要因になってしまいます。
挟んで引っ張るのではなく、目を閉じて優しくこすって落としていくようにしてください。
アイメイク専用のメイク落としを利用するのもおすすめです。
アイシャンプーはアイメイクを楽しむなら必須の新常識
アイシャンプーというアイテムの存在は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
その名の通り、目の周囲専用のシャンプーで、洗顔の前後に使用することで目の周りの汚れを重点的に落とすというのがコンセプト。
クレンジングの後に使用すると、落としきれなかったアイメイクの残りをオフすることができます。
特にラメが入ったアイメイクの場合、ダブル洗顔した後でもまだ目の周りがキラキラしていることがありますよね。
それだけ目の周囲は皮膚が複雑で、一度のクレンジングではメイクが落としきれていないということ。
アイシャンプーをプラスすることで、目の周囲やまつ毛の根元を健やかに保つ手助けになるかもしれません。
本気でまつ毛のケアをするなら…
「切ったとしてもまつ毛を伸ばしたい!」という強い意志を持った方におすすめのまつ毛美容法をお伝えしていきます。
まつ毛美容液・まつ毛育毛剤
ご存知の方も多い方法かもしれませんが、手軽にまつ毛のケアをするならまつ毛美容液を選ぶのがベター。
ドラッグストアなどをはじめとした街中のお店で簡単に手に入るものが多く、自分に合ったものを探しやすいでしょう。
ただし、化粧品とはいえ目の周りに使用することもあり、皮膚・粘膜のトラブルには注意しておきたいもの。
選ぶ際は、大手のメーカーが適切な製造方法で製造しているものを選ぶと安心です。
また、万一トラブルがあった場合はすぐに使用を中止し、皮膚科か眼科を受診するようにしてください。
「グラッシュビスタ」などのまつ毛育毛剤を使用したいときは、美容皮膚科などの取り扱いがある医療機関を受診し、処方してもらう必要があります。
原則として医師の指示のもと使用するものですので、副作用の対応も考えて、安易に個人輸入で購入しないのがおすすめ。
まつ毛育毛剤はまつ毛美容液と異なり、明確に効果が期待できる医薬品のため、本気でまつ毛を育てたいと思っている方はぜひ挑戦してみてくださいね。
まつ毛エクステ
まつ毛を切るくらいなら継ぎ足してしまう、というのがまつ毛エクステ。
専用のグルーで自分のまつ毛の上にエクステを足す方法で、わかりやすくまつ毛が長くなります。
ただし、2~3週間くらいでエクステは落ちはじめ、1か月経過すると明確にまつ毛が少なく感じるように。
まつ毛エクステを維持するためには、最低でも月1回はサロン通いをする必要があるため、通常のまつ毛美容液やマスカラを使用するよりはコストがかかります。
「手間とコストをかけてでもまつ毛を長く保ちたい」という美意識の高い方は、まつ毛エクステを選んでみるのも手段の1つかもしれません。
ちなみに、まつ毛エクステやまつ毛パーマは、美容師免許を持ったスタッフが施術しなければ違法となってしまいます。
施術を希望するなら、安全と安心のためにも美容師が施術しているサロンを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、「まつ毛を切ると伸びる」という噂の真偽と、まつ毛の正しいケア方法について解説しました。
「まつ毛を切ると伸びる」はウソであると同時に、まつ毛による本来のバリア機能を損ねてしまう恐れもある危険行為。
噂に惑わされてうっかり切ってしまわないようにしてくださいね。
「伸ばすためにはまつ毛だって切る!」という美意識が高い方は、そのほかの方法を試すのがおすすめ。
まつ毛美容液やまつ毛育毛剤、そしてまつ毛エクステなどが選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
いずれもメリット・デメリットがある方法ではありますが、ご自身に合った方法が見つかるかもしれません。
また、ビューラー使用時やクレンジング時にまつ毛に刺激を与えないように注意したり、アイシャンプーを使ってまつ毛の周囲を清潔にすることも、まつ毛を健やかに保つためには重要です。
正しいケア方法を身に着けて、美しいまつ毛を育てたいものです。
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