まつ毛が短いのがコンプレックス…。何とかして長くする方法はないかな?
「こうしたら長くなる!」という噂がたくさんあるけど、それでまつ毛って伸びるの?
まつ毛の長さというのは、女性にとって永遠のテーマですよね。
でも、自まつ毛を伸ばすというのは難しいもの。
まつ毛を伸ばすために、さまざまな対策がまことしやかに語られていますが、そのほとんどは科学的根拠がないもの。
中でも、「まつ毛を切って伸ばす」「目の周りにオロナインを塗る」などの方法は危険を伴うため、いたずらに試すと健康被害につながる恐れがあります。
そこで今回は科学的根拠がある、本当にまつ毛が伸びる方法を紹介していきます。
まつ毛育毛剤を使用する
「まつ毛が伸びる」という効果が認められているのが、「まつ毛育毛剤」。
「まつ毛貧毛症治療薬」とも言われている医薬品の1つで、日本では保険適用されていないものの、美容皮膚科などを受診すると処方を受けることができます。
「グラッシュビスタ」「ルミガン」とは
まつ毛育毛剤の中ではもっとも有名な「グラッシュビスタ」は、「ルミガン」という緑内障用の点眼剤と同成分の外用薬です。
「ルミガン」を使用すると、副作用としてまつ毛が増毛するという症状が報告されたことから、その副作用を活かしたのがまつ毛育毛剤。
「ビマトプロスト」という有効成分がまつ毛の増毛に効果を示します。
ただし、「グラッシュビスタ」「ルミガン」は眼圧低下とまつ毛増毛以外の効果・副作用も引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。
目の刺激感や充血のほか、目の周りの皮膚が赤黒く色素沈着してしまう、という報告があるのは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
「まつ毛を増やしたい!」と思う美意識が高い方にとって、目の周り色素沈着というのは歓迎しない副作用ですよね。
ただ、色素沈着の副作用は、しばらくまつ毛育毛剤を使わないようにすれば少しずつ改善していくことがほとんどです。
ずっと沈着したままではないことが多いので、安心してくださいね。
使用するならクリニックからの処方がマスト!
もし「グラッシュビスタ」などのまつ毛育毛剤を使用したいなら、クリニックで医師の処方を受ける必要があります。
保険適用はされていないものの、特別な手続きなしで処方してもらうことは可能です。
ただ、自由診療のため1箱1万円~2万円の料金に加え、初診料や再診料などの費用がかかってくることもあり、どうしてもまつ毛美容液に比べると高くつきがち。
しかし、この費用は適切な使用で効果を得るためでもあり、副作用を予防するための必要投資と思ってください。
ネットで検索すると個人輸入などの手段もありますが、副作用が出た場合に何の補償もなく、個人輸入で購入した医薬品が原因の健康被害の場合はすべて自己責任になってしまいます。
個人輸入によるトラブルでクリニックにかかると嫌な顔をされたり、きちんと医師から処方を受けるように怒られてしまう…なんてことも。
ですので、面倒だと思っても専門知識のない方の個人輸入は避けるのが安心です。
規則正しい生活を心掛ける
「まつ毛と生活習慣って関係があるの?」と思われるかもしれませんが、「まつ育」には規則正しい生活がマスト。
前述のまつ毛育毛剤を使用する際でもぜひ生活習慣の改善を行ってみてください。
毛根のためには食生活と睡眠の改善が重要
まつ毛に関わらず、すべての毛の発毛には生活習慣が大きく関与しています。
毛が生えるためには毛の根元にある毛根が仕事をする必要がありますが、この毛根のはたらきには血流によってもたらされる栄養素が必須。
不摂生な食生活をすることで、毛根に栄養が行きわたらず毛の成長に支障をきたす可能性が考えられます。
特に毛のもとになるタンパク質と、そしてタンパク質を利用するためのミネラルである亜鉛が一般的に発毛に役立つ栄養素と言われています。
「まつ育」中のみなさんは、ぜひ意識して摂取してみてくださいね。
また、発毛には睡眠も大切。
睡眠中には毛の成長に役立つ成長ホルモンが分泌されていますので、睡眠ゴールデンタイムの22時から2時くらいまでは寝ておくのがベターですよ!
血行改善も発毛には大切
先ほど述べたように、発毛には血流から得られる栄養素がマスト。
つまり、栄養をしっかり摂取していても、血行が悪ければ毛根まで栄養が行きわたらないということです。
ですので、目元の血行を促進することも「まつ育」につながると考えられます。
目元に美容液やまつ毛美容液を使用する際にマッサージしたり、蒸しタオルで温めてみたり、日々の習慣に取り入れられる方法を試してみてください。
普段から体の血行が悪いと感じる方や冷え性の方は、全身のマッサージやストレッチなどで体全体の血行改善を行うのがおすすめです。
「まつ毛が伸びる」とは言い切れないものの…
「自まつ毛を伸ばす」とは言えないものの、まつ毛を健康的に保ったり、長く見せたりする方法はほかにも存在します。
まつ毛育毛剤や生活習慣の改善と併用することも可能ですので、「まつ育」中の方はぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
まつ毛美容液
まつ毛美容液の使い方はまつ毛育毛剤と似ているものですが、化粧品の区分であるため「まつ毛を伸ばす」とは謳えないもの。
ただし、美容成分を豊富に含んでおり、まつ毛のハリ・コシをキープする手助けをしたり、目元美容液の役割を兼ねる成分のものも存在しています。
ドラッグストアで入手できるものから通販専売のものまで、さまざまな商品・入手方法がありますので、ご自身にあったまつ毛美容液を探してみるのも楽しいです。
まつ毛の長さが気になる方は、長さのケアのほかにまつ毛の質感ケアのために、まつ毛美容液もぜひ試してみてくださいね。
まつ毛エクステ・マスカラなど
「まつ育」とも少し離れてしまいますが、物理的に継ぎ足して長く見せるのがまつ毛エクステ。
施術を受けたことがない方は敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、実際にエクステを付けてもらうと印象が大きく変わります。
ただ、「つけた感」に抵抗がある方でも、エクステの長さや種類によっては自然な自まつ毛に見せる方法も。
毎日のアイメイクの時短にもつながりますので、長いまつ毛に興味がある方はまずは一度お試ししてみるのもいいでしょう。
また、ロングタイプのマスカラも最近はダマになりにくく、ナチュラルなまつ毛に見せてくれるものも多いです。
長いまつ毛にしたいなら、今までのマスカラから変えてみるのも手段の1つかもしれません。
もちろんまつ毛美容液やまつ毛育毛剤とも併用できますので、長く見せつつ自まつ毛を育てる・ケアすることも可能です。
まとめ
今回はまつ毛の伸ばし方・ケアの方法について紹介しました。
この記事の内容は、美容意識の高い方にとってはすでにご存じの内容であったかもしれません。
ただ、「まつ毛を育てる」という面に関して断言できるのは、「まつ毛育毛剤の使用」「生活習慣の改善」の2点しかないこと。
その他の噂に関しては科学的根拠が乏しいものがほとんどで、実行すると危険を伴うものも存在します。
「まつ毛を伸ばしたいから切る」「オロナインを目の周り塗る」などの方法は、特に危険であると言えるでしょう。
まつ毛を育てたいなら、今回紹介した方法を試すようにしてください。
また、まつ毛美容液も「まつ毛を伸ばす」と断言することはできないものの、健康的なまつ毛を育てる手助けをしてくれます。
まつ毛エクステやアイメイクの改善も、物理的にまつ毛を長くすることができるためおすすめの方法です。
ご自身に合った方法を使って、「まつ育」を楽しんでみてくださいね!
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