唇にファンデーションを塗った方が良いと聞いたけど、本当?
ファンデーションを塗る時に気をつけた方が良いことってある?
口紅を塗る時、なぜかきれいに発色ができずに悩んだことがある方も多いはず。
実は、口紅の前にファンデーションを塗った方が、口紅の色を美しく引き出せるんです。
「でも、ファンデーションを塗ってもイマイチ上手く仕上がらない…」
そんなあなたに、唇にファンデーションを塗るときに知っておきたいことを5つに分けて、詳しく解説していきます。
ポイントを抑えれば、理想の色や形、大きさの唇を手に入れることができますよ!
また、併せて唇用ファンデーションの選び方もご紹介しているので、是非参考にしてくださいね。
唇にファンデーションを塗る目的とは?
そもそもなぜ唇にファンデーションを塗るの?
結論からいうと、唇にファンデーションを塗るには主に3つの理由があります。
- 口紅の発色を良くするため
- 唇の色や輪郭をぼかすため
- 唇を紫外線から守るため
どういうことなのか、それぞれ説明していきますね。
口紅の発色を良くするため
顔にメイクをする時、下地、コンシーラー、ファンデーションなどを最初に塗りますよね。
そうすることで、シミやくすみなどの色ムラを整え、アイシャドウやチークをきれいに発色します。
唇も同じように、口紅をつける前にファンデーションを塗ると、唇本来の色味を補正してくすみを飛ばしてくれるんです。
メイクのプロである美容部員さんも
唇にファンデーションを塗ると塗らないとでは仕上がりが全然違う!
と太鼓判を押しているほど、美容業界では常識のやり方なんですよ。
この一手間を加えるだけで、口紅の色持ちが長時間キープできるだけでなく、全体的なメイクの仕上がりが格段にアップします♪
唇の色や輪郭をぼかすため
唇の大きさや形を調整したり、グラデーションリップを作ったりするために、ファンデーションを唇に塗ることもあります。
例えば、「厚みのある女性らしい唇にしたい」という方は、唇の輪郭をしっかりファンデーションでカバーします。その上から口紅をオーバーリップ気味に塗ることで、本来の唇よりボリュームアップして見えるのです。
また、今人気のグラデーションリップを作る際も、ファンデーションは必須!
本来の唇の色味をファンデーションで薄くすると、グラデーションの濃淡を美しく強調できます。
ファンデーションで唇の大きさや形、色を補正して、理想のリップラインを叶えましょう♪
唇を紫外線から守るため
顔や体の紫外線対策をするのに対して、唇は疎かになりがち。
実は、ファンデーションを塗ることで、刺激に弱い唇を紫外線から守ることにも繋がります。
唇は、他の部分の皮膚とは構造が異なります。
皮膚の層が薄く、皮脂腺も少ないため、バリア機能がとても低いのが特徴。
皮膚が薄いとターンオーバーが早いです。皮膚のターンオーバーが約28日間であるのに対し、唇は3.5日と約8分の1のスピードと言われています。そのため、紫外線などのダメージや刺激にとても弱いのです。
唇が日焼けすると、乾燥や肌荒れの原因となり、常に皮がむけている状態になる恐れがあります。また、皮膚が薄い分、シミや色素沈着を作るメラノサイトという成分が反応しやすくなり、あっという間にくすんでしまいます。
ファンデーションで唇を守れば、唇の老化を予防できますよ!
唇にファンデーションを塗るときに知っておきたいこと5選
ただ唇にファンデーションを塗れば良いんじゃないの?
実は、唇にファンデーションを塗るといっても、美しい発色を引き出したり、長時間キープしたりするためには知っておかなければならないポイントがあるんです。それは以下の5つ。
- ファンデーションを塗る前に保湿する
- 塗る時は口角を上げる
- グラデーションリップは指で塗る
- 輪郭を隠すならリップブラシを使う
- 唇用のファンデーションを選ぶ
詳しく解説していきますね!
ファンデーションを塗る前に保湿する
メイクでも、ファンデーションの前に下地をつけて保湿しますよね。同じように、唇も保湿をして整える必要があります。
ファンデーションを塗る前に、リップクリームやリッププランパーなどで唇に潤いを与えましょう。
充分に保湿できたら、ティッシュオフで余分な水分を取っておきます。
すると、唇にハリが出て長時間キープしてくれるだけでなく、紫外線の吸収を抑えてくれますよ。
ベタベタし過ぎた唇は色ムラができたり、よれやすかったりするので気をつけてくださいね!
塗る時は口角を上げる
ファンデーションを塗るときに限らず、口紅をつける時も、口角は「ニッ」と笑った表情のまま塗るのがオススメです。
唇をすぼめて塗ろうとすると、色が均等に塗れません。
唇にシワが寄って、シワの中に色だまりができたり、色ムラができたりします。
特にファンデーションは、口紅より固めのテクスチャーが使われています。
そのため、唇をすぼめるとシワの部分に色が入りにくく、逆に汚く見えてしまうことも。
縦ジワまで美しくファンデーションを載せるには、口角を上げて唇のシワを平らにしてから塗ると良いですよ。
グラデーションリップは指で塗る
韓国だけでなく、日本でも人気を博したグラデーションリップ。
グラデーションリップの場合は、ファンデーションを付ける時に、指でポンポンと優しく付けましょう。
グラデーションリップは、本来の唇の色味を薄くし、中央から外側にかけてジュワッと溶け出したような発色をしているのが特徴です。
グラデーションを美しく作るには、ファンデーションを塗る時にいかに自然に馴染ませられるかがポイント。
そのためには、一気にファンデーションを広げるのではなく、指でポンポンと叩きながら細かく広げていくと、ナチュラルに仕上がります。
また、唇の輪郭は残し、あくまでも本来の形を活かしてグラデーションを作ることにも意識しましょう。
輪郭を隠すならリップブラシを使う
グラデーションリップとは違い、本来の唇の形を変えたいなら、しっかりと唇の輪郭を隠す必要があります。
ファンデーションで唇の輪郭をカバーするには、リップブラシを使うのがオススメ!
指で塗るよりもシワに対してきめ細かく色を載せることができるので、本来の輪郭をしっかり隠せます。
また、一度に多くの量を取って塗るのではなく、薄い層を何枚も作るように、上から重ね付けすると自然に仕上がります。
ちなみに、ぽってりした厚みのある唇にしたいときは、本来の唇を基準にリップラインを+2mm、薄くしたいときは-2mmを意識して作ると、バランスが良いですよ!
唇用のファンデーションを選ぶ
いくらファンデーションの前にリップクリームを塗ったからといって、完璧に潤いを補えるわけではありません。
なぜなら、通常のファンデーションはあくまでも顔専用のもの。
皮膚の薄い唇に取っては負担が大きく、乾燥する原因にもなります。
そこでオススメなのが、唇用のファンデーションです。
顔用のファンデーションよりも、ヒアルロン酸やコラーゲン、植物オイルやはちみつといった保湿成分がたっぷり配合されています。
さらに、唇用ファンデーションには、汗や水に強いウォータープルーフ処方や落ちにくいロングラスティング処方を取り入れたものが多くあります。
唇は顔の中でもよく動かす部分。
食べ物などをくわえたり飲み物を飲んだり、喜怒哀楽の表情を作ったりと絶えず動かしているので、メイク崩れしやすいです。
衛生面や機能性を考えると、唇用ファンデーションを使った方が安心ですね!
タイプ別・唇用ファンデーションの選び方
唇用ファンデーションには、主に以下の3タイプあります。
- スティックタイプ
- リキッドタイプ
- チューブタイプ
それぞれ特徴が異なるため、あなたの目的に合わせて選んでみてくださいね。
スティックタイプ
ベーシックなスティックタイプは、唇用ファンデーション初心者さんにオススメです。
カバー力はそこまで高くないものの、口紅やリップクリームと同じ形状なので、誰でも簡単に使用できます。
先端が尖っているスティックタイプは、口角などの細かい部分までササっと塗れます。
初めての方でも、きれいに仕上がりますよ!
リキッドタイプ
リキッドタイプはスティックタイプよりもテクスチャーが固く、高発色でカバー力があります。
そのため、グラデーションリップをしたい方、オーバーリップにしたい方に向いています。
しかし、カバー力があるが故に、唇に直接載せすると本来の唇の色味や輪郭がほとんど消えてしまうので、注意が必要です。
使用する際には一度手の甲に取り、指かリップブラシを使うようにしましょう。
チューブタイプ
チューブタイプの唇用ファンデーションは、スティックタイプやリキッドタイプに比べて圧倒的にカバー力が優れています。
通常、ファンデーションは肌色のものが一般的ですよね。
しかし、チューブタイプのものは白のテクスチャーであることが多いです。
リップラインを整えるメイクをしたい方には、断然チューブタイプがオススメですよ。
コスプレメイクをされる方から絶大な支持を得るほど、ほぼ色味を消すことができます!
まとめ
唇にファンデーションを塗る主な目的とは以下の3つです。
- 口紅の発色を良くするため
- 唇の色や輪郭をぼかすため
- 唇を紫外線から守るため
そして、唇にファンデーションを塗るときに知っておきたいこと5つは
- ファンデーションを塗る前に保湿する
- 塗る時は口角を上げる
- グラデーションリップは指で塗る
- 輪郭を隠すならリップブラシを使う
- 唇用のファンデーションを選ぶ
です。
ファンデーションを塗るのと塗らないとでは、リップメイクをしたときの仕上がりが全く違います。また、紫外線などのダメージからも守ることができ、唇の老化を防げるのです。
あなたにあったファンデーションを選び、理想のリップメイクを叶えてくださいね♪
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