毎日リップクリームで保湿しているのに、あまり唇の色が良くならない…
唇の血色が悪い理由は他にもあるのかな。どうやったら改善するんだろう。
女性の魅力的なパーツの1つである唇。
健康的な血色で色つやのある唇に憧れ、こまめにケアをしている方も多いですよね。
しかし、「なぜかずっと唇の色がくすんだまま…」と悩んでいる方もいらっしゃいます。
実は、唇の血色が良くないのは、日焼け、摩擦による刺激などの外的要因から血行不良やストレス、体調不良などの内的要因まで、様々な原因が考えられるんです!
血色を改善するには、毎日のリップケアだけでなく、生活習慣をもきちんと見直す必要があります。
そこで今回は、唇の血色が悪い原因を詳しく解説し、唇の血行を良くするリップケア方法や唇の色つやをキープする生活習慣を細かくお伝えしていきますね!
唇が乾燥しやすい、荒れやすいという方も要チェック!
唇の血色が悪い原因とは?
唇の血色が悪いのには、主に4つの原因があると考えられます。
- 身体の冷えによる血行不良
- 日焼けによるダメージ
- 摩擦などの刺激による色素沈着
- ストレスや体調不良
唇が青紫色に近い、血色がなく白っぽい、黒ずみがくすみが気になるという方は、これらの原因に当てはまります。早速チェックしましょう。
身体の冷えによる血行不良
唇の血色が悪く見えてしまうのは、身体の冷えによる血行不良が原因であるケースが多いです。
唇は身体の中で最も皮膚が薄く、毛細血管の色味がそのまま唇の色に反映されます。
プールに長時間入っていたり、冷房に当たりっぱなしでいたりすると、唇が青紫色に変化していることがありますよね。
これは、身体が冷えて血液の循環が悪くなり、血行状態がそのまま唇に出ているということなんです。
長時間座りっぱなしでいるのも、同じように血行不良の原因になります。
運動することで筋肉がポンプの役割を果たし、血液を全身に送り届けてくれます。
しかし同じ姿勢のまま動かないでいると、筋肉が役割を果たさず、唇の色もくすんでしまうのです。
オフィスワークの方は要注意です!
日焼けによるダメージ
唇は紫外線のダメージを受けやすく、日焼けによって黒ずみの原因となるケースがあります。
顔や体に日焼けどめを塗るけど、唇は忘れてた!
と、思い当たる方は多いのではないでしょうか。
唇は皮脂腺が少ないため、潤い成分となる皮脂膜が作られにくい部分。それだけではなくバリア機能も低いため、とってもデリケートなんです。
紫外線は乾燥した皮膚であればるほど、吸収されやすくなります。
実は、唇は頬の約5倍ものスピードで乾燥すると言われているんです。どれだけダメージを受けやすいのか、想像するとゾッとしますよね。
唇の日焼けは、乾燥や肌荒れ、色素沈着、しみ、などの肌トラブルを起こす原因となるのです。
摩擦などの刺激による色素沈着
デリケートである唇は、日常生活の中のちょっとした摩擦による刺激が原因で色素沈着を起こします。
よくある例は、口紅などのメイクをクレンジングでオフする際、力強くゴシゴシ擦ってしまうこと。
このような摩擦による刺激でメラニン色素が発生し、唇のくすみや黒ずみといった色素沈着となるのです。
また、以下のような無意識で行う癖も唇への刺激となります。
- 唇を噛む
- 唇を舐める
- 薄皮をむく
- 力を入れて閉じる
- 唇を触る
このような無意識での行動は、習慣を変えなければ改善できません。
考え事をしているときや緊張しているときにこのような行動をとってしまう方は、なるべく気付ける回数を増やし、地道に癖を直していきましょう。
ストレスや体調不良
刺激などの外的要因ではなく、メンタル面や体調面によっても唇の血色は変化します。
唇は「健康な身体を知るためのバロメーター」と言われているほど、心身の状態が素直に現れる場所です。
例えば、唇で以下のような健康状態がわかるとされています。
- 血色がなく白っぽい唇:貧血・消化器官系の機能低下
- 紫がかった唇:心疾患・ストレス
- 乾燥して濃い赤色の唇:発熱による脱水症状
不満を溜め込みやすい人や、人間関係などで悩みやすい人は、ストレスが原因で唇の血色を悪くしているかもしれません。
唇の血色を良くするリップケア方法
リップケアとして、リップクリームを使われている方は多いはず。
しかし、リップクリームにも正しい使い方や選び方があるんです。
ここでは、唇の血色を良くするリップケア方法として以下の3つをご紹介します。
- 適切なリップクリームで正しく保湿する
- クレンジングで優しく落とす
- 週に1回の唇パック&マッサージ
適切なリップクリームで正しく保湿する
唇は角層が薄いうえに、皮脂腺が少なく乾燥しやすい部分。
そのため、ちょっとした刺激やダメージで、すぐに色素沈着を起こしてしまいます。
唇が乾燥しないように、リップクリームでこまめに保湿することを心がけましょう。
しかし、1日に何十回と塗り直していると逆に唇を刺激してしまうので、注意が必要です。
リップクリームを塗るときは、以下の2つの点に気をつけてくださいね。
- 塗る頻度は1日6〜8回程度に抑える
- 縦じわに添うように、縦方向に塗る
また、唇が乾燥して荒れやすい方は、唇の状態に合わせてリップクリームを選ぶのがおすすめ。
- 乾燥しやすい唇化粧品、薬用リップ
- ひび割れしやすい唇:薬用リップ
- ただれ、口唇炎、口角炎ができやすい唇:医薬品リップ
これらにプラスして、日差しの強い日に外出する場合は、UVカット効果のあるリップクリームを併用してみてくださいね。
クレンジングで優しく落とす
口紅を塗った日だけでなく、日焼け止めやリップクリームしかつけていない日もクレンジングは必要です。
唇についたリップクリームや日焼け止めは、時間が経つと酸化して、唇の乾燥を促進してしまいます。
元々強くはないバリア機能がさらに働かなくなり、色素沈着やくすみ、シミなどを引き起こしやすくなるのです。
これらを防ぐためにも、クレンジングをしなければなりません。
しかし、クレンジングのやり方そのものが唇に負担をかけている場合もあります。
唇は他のどの皮膚よりも繊細な部分なので、いかに優しく落とせるかが鍵となります。
唇の正しいクレンジング方法はこちら。
- クレンジングを指の腹にのせる
- 唇に沿ってクルクルとゆっくりと馴染ませる
- 綿棒で唇の縦じわや口角部分まで細かく馴染ませる
- 濡らしたコットンでクレンジングを軽く拭き取る
- 水で洗い流す
以下のポイントを参考にして、唇を労わりながらクレンジングオフをしてくださいね。
口紅を塗ってない日は、皮膚への負担が少ないジェルタイプがオススメ!
週に1回の唇パック&マッサージ
顔にパックやマッサージをするように、唇にもケアを取り入れましょう。
唇のバリア機能がアップし、ターンオーバーや血行が促進され、血色の良いプルプル唇に近づけられますよ。
そこで、効果的な唇パック&マッサージ方法をご紹介します。
- 38度ほどの熱すぎない蒸しタオルで唇を温める
- 唇にリップクリームを塗る(なければハチミツやワセリン)
- 薬指で唇の中央から口角の方向にクルクルと動かす(上下各5往復ほど)
- ラップで唇を覆い、約3分程度置く(リップクリームが足りなければ追加する)
- ラップを剥がしたらティッシュで軽く抑える
毎日続けて行うと唇への負担が大きくなってしまうので、週に一度のスペシャルケアとして行ってみてくださいね。
唇の色つやをキープする生活習慣とは?
唇の色つやを良くしてキープするには、日々のリップケアに加え、根本的に原因を改善する生活習慣の見直しも欠かせません。
ここでは、唇の色つやをキープする生活習慣についてお伝えするとともに、なぜ大切なのかをしっかり解説していきますね。
- 栄養のある食事を摂る
- 身体を温める
- 良質な睡眠と適度な運動を心がける
栄養のある食事を摂る
消化器官系の機能低下や貧血などからくる唇の血色の悪さは、毎日の食事を見直すことで改善できます。
中でも唇の色つやをキープする効果のある栄養素は、鉄分・ビタミンA・ビタミンB・ビタミンC。
具体的な食材は以下の通りです。
栄養素 | 食材 |
鉄分 | ほうれん草・レバー・豆類・あさり・海藻類 |
ビタミンA | うなぎ・レバー・小松菜・にんじん・チーズ・卵 |
ビタミンC | ブロッコリー・ピーマン・いちご・レモン |
ビタミンB2 | 牛乳・ヨーグルト・卵・納豆・カレイ |
唇が青紫色っぽくくすんでいる方は、血行不良の他に鉄分不足である可能性があります。
現代社会では多くの女性が鉄分不足だと言われています。
野菜や魚介類、肉類などをバランスよく食事に取り入れるように意識してみてくださいね。
立った時に急にめまいがする方は鉄分を多く摂りましょう!
身体を温める
血流を良くするには、とにかく身体を芯から温めることが重要です。
特に気をつけなければならないのは、冬場より夏場。
以下の3つに当てはまる方は身体の内側から冷えている可能性があります。
- 常温より冷たい飲み物を好んで飲む
- 冷房の効いた部屋で何時間も過ごしている
- 夏はシャワーだけで済ませている
夏場でもしっかり湯船に浸かって全身を温めることで、青紫色の唇から健康的な血色へと改善できます。
また、湯船に浸かると副交感神経が優位になり、ストレス解消にも繋がるんですよ。
緊張状態が原因で唇を噛む、ストレスが原因で眠れないという方にもオススメです。
いつもよりじっくり湯船に浸かって、リラックスタイムを楽しみましょう。
良質な睡眠と適度な運動を心がける
生活習慣や生活リズムの乱れを整えることで、血行促進や代謝力がアップし、唇の血色をよくしてくれます。
睡眠不足が続くと、血管が縮まり、血流が悪くなります。
全身の血流が滞ることで、身体の内側から冷えてしまい、血色やつやが失われてしまうのです。
体は寝ている間に全身の代謝力を高めてくれる働きがあるため、しっかり寝ればプルプルでツヤのある唇をキープできます。
どうしても寝付きが悪い方は、運動不足が原因であることも考えられます。
日中にウォーキングなどの適度な運動をすることで、体に心地よい疲労感が溜まり、夜中にぐっすり眠れるようになりますよ。
また、程よく筋肉を動かすことで、全身へ血液を行き渡らせてくれます。
血色感があり、色つやをキープするには、睡眠と運動の習慣を見直してみてくださいね。
まとめ
唇の血色が悪い原因は、以下の4つが考えられます。
- 身体の冷えによる血行不良
- 日焼けによるダメージ
- 摩擦などの刺激による色素沈着
- ストレスや体調不良
また、唇の血行を良くするリップケア方法は以下の3つ。
- 適切なリップクリームで正しく保湿する
- クレンジングで優しく落とす
- 週に1回の唇パック&マッサージ
また、唇の色つやをキープするために、栄養のある食事を摂り、身体を芯から温め、良質な睡眠と適度な運度を取り入れる生活習慣を心がけましょう。
内外からの原因を解消して、健康的な血色の唇を手に入れてくださいね!
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