唇が分厚すぎて顔のバランスが悪い…
たらこ唇ってそもそも基準はあるの?
治せるのかな…
たらこ唇や厚い唇は、女性らしく、かわいい印象ですよね。
でも、中にはたらこ唇がもたらす顔全体のアンバランスさに、コンプレックスを抱いている方も。
自分がたらこ唇かを判断するには、唇の平均的なサイズとされる数値と比べる方法があります。
しかし、数値が下回っていても、上唇と下唇のバランスが取れていないと、たらこ唇に見えてしまうこともあるんです。
でもご安心ください!たらこ唇はあなた次第で見た目を変えられるんです。
この記事では、たらこ唇と判断する基準を解説し、さらにたらこ唇の原因からたらこ唇の上唇と下唇のバランスを整える方法までを、詳しくお伝えしていきます。
唇に何らかのコンプレックスがある方は要チェックです!
たらこ唇と判断する基準とは
たらこ唇とは、魚卵のたらこようにふっくらした分厚い唇のこと。
しかし、
周りの人に比べて分厚い唇だとは思うけど、何を基準にたらこ唇っていうんだろう?
と疑問に思いますよね。
たらこ唇かどうかを判断するには、唇の平均サイズを知る必要があります。
日本人にとって、最も美しく見える唇の平均サイズは、上唇8mm:下唇10mm。
比率で言うと、上唇:下唇=1:1.5。合計で1.8cmほどが平均値です。
そして、たらこ唇の方の平均は、上下の唇の合計サイズが2.5cm以上。
平均より7mmほど大きいサイズであれば、たらこ唇と言えるでしょう。
ですが、これはあくまでも数値で見たたらこ唇の基準。
実際には、顔のサイズやパーツのバランスなど、顔全体の印象で見え方が変わります。
例えば、唇の横幅の比率。
唇が美しく見える横幅の比率は、縦幅:横幅=1:3。
しかし、縦幅がなくても唇の横幅が狭ければ、ぷっくりとしたたらこ唇に見えます。
たらこ唇の原因って?
たらこ唇になる最も考えられる原因は「遺伝によるもの」です。
しかし、日常生活の中にも原因は潜んでいます。
ここでは、遺伝以外に考えられるたらこ唇の原因4つを見ていきましょう。
- 無意識な口呼吸
- 歯並びや噛み合わせの悪さ
- アレルギー反応による腫れ
- 自分の思い込み
無意識な口呼吸
たらこ唇になる原因に、口呼吸が挙げられます。
口呼吸は鼻呼吸より楽に行えます。そのため、長時間口を開いたまま、無意識に口呼吸を行っていることが多いのです。
口を閉じない時間が長ければ長くなるほど、唇が重力に負けてたるみます。
また、口呼吸をする時は、空気を吸いやすいように唇を前にすぼめるので、その癖もついてたらこ唇に見えるんです。
さらに、閉じた口を維持する際に使っていた口輪筋を動かさなくなり、口周りの緩みが生じます。
これらが合わさって、無意識のうちに唇を分厚くしてしまっているのです。
歯並びや噛み合わせの悪さ
唇がポテっと前に突き出たようなたらこ唇は、前歯の歯並びが原因と考えられます。
前歯が突出したいわゆる出っ歯の状態は、常に上唇を前に押し出しています。
すると、唇の内側の粘膜を通常よりも多く露出してしまうことになり、分厚いたらこ唇に見えるのです。
上唇だけが分厚い場合、上前歯の歯並びによって唇が分厚くなってしまっていることが多いです。しかし、上前歯の歯列矯正をすれば気にならなくケースがほとんどでしょう。
アレルギー反応による腫れ
唇がアレルギーに反応して分厚く腫れているケース。
唇はもともと皮膚の構造が他の部分とは異なり、とてもデリケートです。
中でも下唇は、粘膜の延長線とも言われていて、上唇よりも刺激に弱いのが特徴です。
唇のアレルギー反応の考えられる原因は、化粧品に含まれる化学成分。
新しく使い始めた化粧品や何年も前の化粧品を口周りに塗った時に、ヒリヒリとした痛みを感じる場合、アレルギー反応を起こしている可能性があります。
痛みを感じたのちに、急に唇が赤く腫れ始めます。
もし新しい化粧品やリップクリームで腫れが出たのであれば、すぐに使用を中止しお医者さんに相談してくださいね。
自分の思い込み
たらこ唇に悩んでいる方の中には、自分で思い込み過ぎている方もいます。
実際に、「たらこ唇かもしれない」と悩んだ方のカウンセリングを担当したお医者さんは、
「全然たらこ唇ではないけど、本人がそう決めつけているケースもある」
と話しているんです。
現代社会では、スマートフォンやパソコンによって写真の加工をするのが当たり前。
しかし、実際の自分の姿と加工後の姿とを比較してしまい、本来の姿にコンプレックスを抱える方が少なくないのです。
どんな方もコンプレックスは抱えているもの。しかし、あまり深く悩みすぎず、ありのままの自分を愛することも、コンプレックス解消の糸口となるでしょう。
たらこ唇の上唇と下唇のバランスを整える方法
「たらこ唇そのものがイヤ!」
「唇が分厚いのは良いけど、バランスが悪い…」
悩みは異なるものの、共通するのは唇全体のバランスを整え、唇の見た目を良くしたいということ。
ここで、たらこ唇の上唇と下唇のバランスを整える方法を4つご紹介します。
- 口呼吸を改善する
- 歯列矯正で歯並びを整える
- メイクで唇を薄く見せる
- 整形で形を整える
詳しく見ていきましょう!
口呼吸を改善する
口呼吸を改善するには、自分が口呼吸をしていると自覚しなければなりません。
口呼吸は無意識に行っており、習慣となっています。意識して気づく癖を付け、気づいた時に鼻呼吸に直すよう心掛けましょう。
なかなか鼻呼吸にするのが難しい方は、以下の方法も試してみてくださいね!
●鼻呼吸改善方法●
- 睡眠時にサージカルテープを口の中央に縦に貼る
- 食事をする時、左右の歯で偏りなく噛むよう意識する
- ガムなどを噛んで口周りを鍛える
- 閉口した時の舌は上歯茎の裏側に置く
また、鼻炎で鼻詰まりを起こしやすい方ほど、口呼吸になりやすいです。
慢性的な鼻炎なら、耳鼻科で診てもらうことも口呼吸の改善に繋がりますよ。
歯列矯正で歯並びを整える
上唇だけが分厚くなっているケースは、歯列矯正で改善できる可能性があります。
歯列矯正をすれば、歯の噛み合わせによるたらこ唇からも予防できます。
歯は常に動いています。なので、継続して力をかけると全体の歯並びが動きます。
ちなみに、小さい頃から指しゃぶりの癖があったり、舌で前歯を押したり触ったりしてしまう方は要注意。
このような小さな力の積み重ねが、今の歯並びに影響をもたらしているのです。
歯列矯正を始める前に、その癖を改善しておきましょう。
また、歯列矯正にも弱いものから強いものまであります。一度歯医者さんに「たらこ唇が気になるので歯列矯正を考えている」と伝えてみましょう。
理想の歯並びや生活環境、歯の状態を見極めながらプランを提案してくれますよ!
メイクで唇を薄く見せる
厚ぼったい唇がイヤなら、メイクで唇のボリュームを抑えることもできます。
唇を薄く見せるには、グラデーションリップがオススメ。
輪郭をぼかすことで、ぽってりとした唇の存在感を抑えられます。
●厚みを抑えるグラデーションリップ●
- 唇の外側にコンシーラーを塗る
- 唇の内側1/3のところまで指でトントンと馴染ませる
- 唇の中央に口紅を塗る
- 指で外側に伸ばす
ポイントは使用する口紅の色味とテクスチャー。
たらこ唇の方はもともと唇に存在感があるので、濃い色やツヤ感がたっぷりある口紅は余計に厚みを強調してしまいます。
肌色と同化しないベージュベースのカラーに、少しマットなテクスチャーの口紅を使用するだけで、抜け感のある唇に仕上がりますよ!
整形で形を整える
遺伝的な唇の分厚さに悩むのであれば、美容整形で確実に唇を薄くして上下の唇のバランスを整える方法もあります。
唇を薄くする手術には、「口唇縮小術」があります。
口唇縮小術とは、唇の外側の部分と内側の部分の境目を切除して、縫い合わせる手術です。
一見痛々しく感じますが、傷跡が残りにくく、手術自体も30分〜1時間ほどで終了します。
手術で口そのものが小さくなるわけではありません。
しかし、理想の唇の形を正確に再現し、一度手術すれば半永久的にその形をキープしてくれます。
事前にカウンセリングやシミュレーションを行い、納得した上で手術を受けられるので安心ですよ!
まとめ
たらこ唇の基準は、上下の唇の合計サイズが2.5cm以上とされています。
たらこ唇の原因は以下の4つ。
- 無意識な口呼吸
- 歯並びや噛み合わせの悪さ
- アレルギー反応による腫れ
- 自分の思い込み
しかし、たらこ唇でも上下の唇のバランスが整っていれば、魅力的な唇と言えるでしょう。
たらこ唇の上唇と下唇のバランスを整える方法はこちらの4つです。
- 口呼吸を改善する
- 歯列矯正で歯並びを整える
- メイクで唇を薄く見せる
- 整形で形を整える
あなたに適したやり方を見つけて、理想の唇を手に入れましょう!
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