実際に経験したことはないけど、まつ毛が凍るとポキっと折れてしまうらしいね。
どのくらいの気温でまつ毛って凍ってしまうんだろう?
「まつ毛が凍る」なんて嘘みたいな本当の話がありますが、日本に住んでいる方でも経験したことがあるという方はいらっしゃるのではないでしょうか。
独特な経験であることから、話のネタになることもしばしば…。
でも、温暖な地域にお住まいの方にとっては未知の現象ですよね。
ただの笑い話で済めばいいですが、まつ毛が凍ってしまうと折れてしまい短くなるリスクがあります。
もしまつ毛が凍ってしまう状況になっても慌てず対応するために、雑学程度に知識を付けておきましょう!
日本で生活していてまつ毛が凍ることってあるの?
温暖な地域にお住まいの方にとっては、「冬だったとしても本当に日本でまつ毛が凍ることってあるの!?」と、イマイチ現実味が湧かないことが多いかもしれません。
でも北方や雪国では、日本国内でも実際にまつ毛が凍ることはあります。
つまり、氷点下とはいえ日本で観測できる範囲の気温で、まつ毛は凍ってしまうということ。
まつ毛が凍るのはマイナス20度ほど! でも…
他の要因がなくまつ毛が凍ってしまう気温は、およそマイナス20度程度と言われています。
日本の本州に住んでいる方にとっては、マイナス20度の環境に置かれることは少ないでしょう。
ただし、まつ毛が濡れているとマイナス10度程度で凍結してしまうこともあります。
マイナス10度程度なら本州でも観測される地域は多いです。
たとえば、マスクの上から漏れる呼気によってまつ毛が濡れていたり、お風呂上りに十分乾かさずに外に出たりすると、凍結が起こるかもしれませんね。
日本のどこで過ごすとまつ毛が凍る可能性はある?
日本でマイナス20度前後を観測するのは、北海道北部などの地域のほか、まれに奥飛騨や長野の山間部などです。
いずれも夜間や早朝の時間が多く、日常生活の中で遭遇するのは難しいことがほとんど。
まつ毛が湿っていると凍結する可能性があるマイナス10度は、北海道や東北地方、北陸地方の冬ではポピュラーな気温で、その辺りにお住まいの方はもちろん、冬場の旅行の際にも遭遇しやすい状況です。
また、仕事で大型の冷凍庫に入る方などは、特に寒い地域に住んでいなかったとしても年中注意したいところですね。
万一凍ってしまったときのケア
それでは、もしまつ毛が凍ってしまったときはどう対処したらいいのでしょうか。
慌てて触って折ってしまわないように注意したいですね。
ドライヤーなどで解凍するとダメージが入ってしまう場合も!
凍ってしまったまつ毛を、ドライヤーやエアコン直下で早く解凍したい気持ちは当然ですが、思いとどまってください。
いきなり熱を加えて溶かしてしまうと、すぐに折れるという心配はないものの、急激な温度変化でまつ毛にダメージが入ってしまう可能性があります。
解凍するときは、できるだけ常温の室内で少しずつ溶かすようにしましょう。
常温・室温で溶かしたとしても、まつ毛は髪の毛に比べて毛量も少ないので、体温の影響もあってそこまで時間がかからずに元に戻すことができます。
「溶けたかな?」といたずらに触れず、溶けた上で乾燥するまで放置するのがまつ毛を折らないようにするコツです。
凍らなかったとしても、寒いところではまつ毛ケアが必須
スキー場が意外と紫外線の影響を受けるように、寒いところは紫外線によるダメージに注意が必要です。
髪の毛と同様、まつ毛も強い紫外線に当てるとダメージが蓄積してしまいます。
紫外線によってダメージが入ってしまったまつ毛は、髪の毛と同じように毛が細くなってしまったり、切れ毛が起こってしまう場合も。
特にビューラーを使うと切れ毛が目立つようになってしまいますので、紫外線を浴びたと思ったら優しくビューラーを使うか、使用しないようにするのがおすすめです。
また、まつ毛も髪の毛と同様で、紫外線を浴びたらダメージケアを行うとベター。
髪の毛のようにトリートメントで保湿することはできないものの、まつ毛にはまつ毛美容液があります。
まつ毛美容液は保湿成分を含んだものが多く、紫外線を浴びた後のケアに最適です。
その他には目元のマッサージをして血行を促進してみたり、目元全体に使用できる保湿クリームを併用するのもおすすめ。
まつ毛自体のケアはもちろんですが、目元も紫外線の影響を受けやすいため、いくつかのアフターケアを併用して行うと、お肌とまつ毛を健康に保つ手助けになるでしょう。
逆に暑いところだとどうなるの?
本題とは少しずれてしまいますが、「寒いところでまつ毛が凍るなら、暑いところではまつ毛はどうなるんだろう?」と気になりますよね。
暑いところで起こる可能性があるまつ毛の変質について紹介していきます。
熱いところだとまつ毛が柔らかくなる傾向アリ
暑いところでは、まつ毛の毛質は柔らかくなる傾向にあります。
ホットビューラーやヘアアイロンを思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんが、毛髪は熱を加えると柔らかく変質し、形を変えるのが容易になるものです。
気温が高いところでは、まつ毛は柔らかく変形しやすくなると考えられます。
ただし、まつ毛が変質するほどの高温になる地域は、現代日本では考えられません。
「今日は暑いからまつ毛がカールしやすいかも」「気温が高いから特別なまつ毛のケアをしなきゃ」という期待や心配は、日常生活の上では必要なさそうです。
紫外線ケアは必須!
しかし、気温が高い日というのはだいたい日差しが強く、それに伴って紫外線も多量に降り注いでいるもの。
寒いところでは紫外線対策が必要と述べましたが、暑いところでも同様です。
まつ毛美容液や目元のケアを積極的に行うほか、気温が高いなら日傘や帽子などもまつ毛の紫外線対策に有効でしょう。
サングラスなどでおしゃれを楽しんでみてもいいですね。
紫外線のケアはお肌だけでなく、まつ毛や髪の毛にも必要なものです。
どんな天候だったとしても適切にケアして、美しく保つようにしたいですね。
まとめ
今回は、「まつ毛が凍ると折れてしまう」という現象について解説しました。
まつ毛単体で凍結する気温はとても低いですが、吐息などの水蒸気が伴うと本州の冬でも凍ってしまう恐れがあります。
特にマスクをしているときはまつ毛に水滴が付着しやすいですので、注意が必要です。
寒い地域で冬場に朝シャワーをしてしっかり乾かさずに出勤してしまい、髪の毛やまつ毛が凍ってしまっている方をしばしば見かけます。
問題なく解凍できればいいのですが、マフラーを外すときや上着を脱ぎ着する際にまつ毛が折れてしまうかもしれません。
凍結してしまった場合は、いたずらに刺激を与えずゆっくり解凍していくのがおすすめです。
また、雪が降るような寒い地域のほか、夏の暑い時期も気を付けていただきたいのが紫外線によるダメージです。
帽子や日傘、サングラスなどでなるべく紫外線からまつ毛を守るようにして、もし紫外線に長時間当たってしまったのなら、目の周りの保湿やまつ毛美容液などでしっかりアフターケアを行うようにしましょう。
紫外線でまつ毛が痛むと、傷んだ髪の毛のように細くなってしまったり、切れてしまう可能性があります。
まつ毛が凍るという状況よりは紫外線によるダメージのほうがより日常的であると考えてください。
ケアアイテムを活用して、美しい目元を保っていきたいですね!
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