しっかりリップクリームで保湿しているのに
なかなか肌荒れが治らない!
結構塗ってると思うけど、まだ足りないのかな…
プルプルな唇を目指すために、リップクリームを毎日欠かさず塗る方は多いでしょう。
特に冬場の乾燥する時期や、マスクをしなければならない状況の場合、唇が乾いてひび割れを起こしやすくなります。そんな時にリップクリームは手放せないアイテムですよね。
しかし、リップクリームを塗り過ぎると、逆に唇が荒れたり、ブツブツとした吹き出物が出やすくなってしまうのです!
実は、リップクリームを塗る頻度は1日6〜8回くらいが目安だと言われています。
これより頻繁に塗り直しをすると、唇に負担がかり、荒れる原因となるんです。
この記事では、リップクリームを使っても唇の乾燥がなかなか改善されないという方向けに、リップクリームの塗り過ぎで唇が荒れる原因と、正しいリップクリームの使い方を詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてくさいね♪
リップクリームの塗りすぎで唇が荒れる?
リップクリームは、乾燥した唇に薄い油膜を張ることで、じっくり保湿してくれます。
しかし、唇が乾きやすいからといって何度も塗り直してしまうと、肌荒れを起こしたり、ブツブツと吹き出物が出てきたりするのです。
唇は顔の皮膚の中で最も薄く、皮脂膜や汗腺がほとんどありません。
また、皮膚の水分量が少ないので、とてもデリケートな部分です。
外からの刺激に弱いため、リップクリームを塗る頻度が多いとその分唇に負担がかかり、荒れる原因となります。
さらに、リップクリームを塗り過ぎると、ターンオーバーのリズムが乱れる可能性も考えられます。
ターンオーバーとは、新陳代謝による皮膚の生まれ変わり期間のこと。
体の部位や皮膚の厚みによってターンオーバーの期間は異なりますが、通常約28日〜56日間と言われています。
一方唇は、これより3倍から4倍のスピードでターンオーバーが行われ、期間は約1週間〜10日ほど。
良かれと思ってリップクリームを塗り過ぎると、常に膜が張っている状態で、ターンオーバーが正常に行われず、唇が荒れやすくなってしまうのです。
リップクリームで唇が荒れる主な原因とは
肌荒れの原因となる乾燥から唇を守るためにリップクリームを使うという方が多いでしょう。
しかし、リップクリームが原因で唇に異常をきたす可能性があることを知らないと、いつまでも唇の肌荒れは改善されないかもしれません。
ここでは、リップクリームが原因で唇が荒れる主な原因を3つご紹介します。
リップクリームの成分によるアレルギー反応
個人差はありますが、リップクリームに含まれる成分が体質と合わず、アレルギー反応を起こして唇が荒れてしまうこともあります。
例えば、リップクリームや口紅のほとんどに使われているひまし油。
粘度が高く、なめらかな潤滑性に優れていることから、リップクリームだけでなく、石鹸やヘアケア商品にも使われています。
このひまし油の中のリシノール酸という成分が、皮膚のかぶれを起こす恐れがあるんです。
石鹸やヘアケア商品は水で洗い流すため、
アレルギー反応を伴うことが少ないみたい。
他にも、リップクリームに含まれるヒアルロン酸やグリセリンなどの保湿成分は、塗り過ぎによって唇に負担をかけるとも言われています。
理由は、保湿成分が乾燥し蒸発することで、元々あった水分を一緒に奪ってしまうため。
何度も塗り直しをすることで、塗る前より乾燥したり、荒れた状態になったりするというわけです。
リップクリームの使用期限が過ぎている
リップクリームの使用期限が過ぎていることを知らないまま繰り返し唇に塗っていると、紛れもなく荒れる原因となるでしょう。
リップクリームの多くは、直接唇に塗るタイプのもの。
手軽に塗れるのがメリットですが、唇にある汚れをリップクリームに移してしまうというデメリットもあるんです。
唇からリップクリームへと移された雑菌は、数時間で瞬く間に繁殖します。
その状態で使用期限を過ぎるまで使い続ければ、肌荒れやブツブツとした吹き出物などの肌トラブルになり得ます。
基本的に、リップクリームの使用期限は開封してから6ヶ月〜1年以内。
いつから使い始めているかわからないけど、
結構長く使っている気がする…
こう思うのであれば、新品のものに切り替えたほうが、衛生面的に安心できますね。
摩擦のかかる塗り方をしている
リップクリームや口紅を塗る時、唇の形に沿って時計回りのように横へスライドして塗る方が大半を締めています。
しかしこの塗り方では、唇に過度な摩擦を起こし、肌荒れや炎症を起こす原因になるのです。
唇をよく見ると、縦方向に細かくシワが刻まれています。
このシワの間にリップクリームが入るようにするには、シワと同じ向きで塗らなければなりません。
縦ジワに反して横方向にリップクリーム動かすと、唇に大きくシワが寄ることで手に力が入ってしまい、唇への負担が大きくなります。
つい無意識に横方向で塗っている方は、これを機に縦ジワに合わせて優しく塗ってみてくださいね。
唇が荒れない正しいリップクリームの使い方
リップクリームに正しい使い方なんてあるの?
と疑問を抱く方もいるでしょう。
実は、リップクリームにもベストな塗り方やタイミング、頻度、クレンジング方法が存在します。
唇に負担を掛けないやり方なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
リップクリームの塗り方
- リップクリームを塗る前に、唇を清潔にする
- リップクリームを手で温めておく
- リップクリームを1cm〜2cmほど出す
- 縦方向に優しく丁寧に塗る
まず初めに気をつけておくべきポイントは、リップクリームを塗る前に唇を清潔にすることです。
唇にはご飯・飲み物の汚れや唾液など、唇が荒れる原因となる雑菌要素が付着しています。
少しでも汚れを落としておけば、リップクリームに移る汚れも抑えることができるのです。
また、唇は湿っている状態よりも乾いている状態の方がリップクリームが塗りやすいです。ティッシュやハンカチで唇を擦らない程度に軽く拭いておくと良いでしょう。
リップクリームは水分を含むと
早く劣化が進んでしまうんだって!
次のポイントは、リップクリームを手で温めること。
この工程により油分が溶け出し、少し柔らかいテクスチャーになります。温めずに塗るよりも、摩擦を最小限にで、塗りやすくなりますよ。
最後のポイントは、リップクリームを1cm〜2cm出して、縦ジワに合わせて優しく丁寧に塗り込むこと。
あまりにもリップクリームを出す長さが短いと、手に力が入り、唇に負担となってしまうので気をつけましょう。
リップクリームを塗るタイミングと頻度
リップクリームを塗るのは、
- 食後
- 入浴後
- 寝る前
と、あらかじめタイミングを決めておくと習慣にしやすいです。
乾燥しやすいから1日10回くらいは
塗って良いかな?
どうしても乾燥して痒みが気になる・ひび割れを起こしそうという場合は、無理に我慢することはありません。
しかし、リップクリームを塗ることが癖になっているのであれば、回数を減らしても良いでしょう。
塗る頻度は多くても1日6〜8回以内に抑えるとベストです。10回以上という方は、リップクリームの塗りすぎで唇が荒れやすい状態になっているかもしれませんよ!
1日の終わりにリップクリームを落とす
1日の終わりに、メイクと一緒にリップクリームもクレンジングでオフしましょう。
リップクリームに含まれる油分は、空気に触れたり紫外線に当たったりすることで酸化します。
酸化するとニキビ・赤み・シミ・色素沈着など多くの肌トラブルを招く恐れがあります。
クレンジングをする際も手で圧をかけ過ぎず、擦らないように心がけてくださいね。なるべく指の腹の部分で細かく馴染ませながら落とすことを意識しましょう。
リップクリームしかつけていないのであればクレンジングオイルよりも負担の少ない、ジェルタイプやミルクタイプを使うのがオススメです!
まとめ
リップクリームの塗り過ぎによって唇が荒れたり、ブツブツした吹き出物が出やすくなるとお伝えしてきました。
その理由は、以下の3つ。
- リップクリームの成分によるアレルギー反応
- リップクリームの使用期限が過ぎている
- 摩擦のかかる塗り方をしている
また、これらを防ぐための方法として、
- リップクリームを塗る前に唇を清潔にする
- 手で温めたリップクリームを1〜2cm出して縦方向に塗る
- 塗る頻度は多くても1日6〜8回以内
- 負担の少ないジェルタイプかミルクタイプのクレンジングでオフ
以上の正しいリップクリームの使い方を意識することで、肌トラブルを防げます。
リップクリームの本来の役目である保湿効果を活かし、潤う唇をキープしましょう!
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