気付かないうちに唇にシミが!これって治せる?
何が原因で唇に色素沈着したのかわからない…
いつの間にか出来ている、唇の色素沈着。
「唇に何か付いてると思われたらどうしよう…」「思いっきりメイクを楽しめない」
このような悩みを抱えている女性もいるのではないでしょうか。
唇は顔や体の肌とは違い、角質が薄くてバリア機能が弱い部位。そのため、特にシミやくすみなどの色素沈着を起こしやすいんです。
しかし、がっかりするのはまだ早いですよ!
原因を理解して予防すれば、色素沈着を起こさないまま、ぷっくらピンク唇をキープできちゃいます。
また、出来てしまったとしても、あなたに合った改善方法があるので安心してくださいね!
ここでは、唇の色素沈着の原因や唇を色素沈着から守る予防法について、詳しく解説していきます。
唇の色素沈着の原因とは?
しみ、くすみ、黒ずみなど、気が付いたら出来ている唇の色素沈着。
これらの色素沈着が出来てしまう原因は、主に4つあります。
- 摩擦や乾燥などの刺激
- 紫外線による日焼け
- メイクの洗い残し
- タバコの弊害
どのようなメカニズムで色素沈着が起こるのか、詳しく解説します!
摩擦や乾燥などの刺激
摩擦や乾燥などのちょっとした刺激でも、唇の色素沈着やくすみに繋がります。
唇への刺激は、色素沈着の原因となるメラノサイト細胞を活性化させる恐れがあるんです。
メラノサイト細胞は、メラニン色素という黒い色素を発生させます。
このメラニン色素の量を増やしすぎると、肌表面に色素が停滞し、黒ずみとなるのです。
例えば、口紅やリップクリームを押し付けながら塗ったり、頻繁に塗り直しをしたりするのは、要注意。
摩擦が生じて、唇へ大きくダメージを与えます。
クレンジングで唇をゴシゴシ擦ったり、癖で唇を噛んだりするのもNG!
また、唇が乾燥している状態だと、さらに刺激を受けやすくなります。
リップクリームだけで保湿が追いつかないのであれば、唇パックやマッサージも行いましょう。
紫外線による日焼け
肌と同じように、唇も日焼けをします。
しかし、顔や体にはUVケアをしていても、唇にまでケアをする方は多くありません。
唇は角質が薄いので、バリア機能の働きが低いです。
そのため、日差しの強い夏場に限らず、雨や曇りの日でも紫外線の影響を受けます。
特に、日焼けをしたときに黒くなりやすい肌質の方は、シミや黒ずみなどの色素沈着を起こしやすいと言われています。
また、紫外線は肌内部の水分を蒸発させる恐れもあります。
乾燥した唇は、紫外線吸収率を高めるので、悪循環に繋がるのです。
顔や体よりも色素沈着を招きやすい唇こそ、念入りなUVケアが必要ですよ!
メイクの洗い残し
唇にメイクが残ったまま時間が経つと、唇全体がくすんでしまいます。
中でも、気をつけるべきなのは、口紅やファンデーション。
これらはメイク品の中でも、油分が多く含まれています。
肌に油分が残っていると、空気中の酸素と結びつき、酸化を起こします。
酸化した口紅やファンデーションは、色が茶色や黒っぽくなり、それが唇に残っている状態なので、唇の色味がくすんで見えるのです。
それだけではなく、肌かぶれを招く原因にもなりえます。
肌かぶれのような炎症も、唇にとっては大きな刺激。色素沈着を起こす可能性があるのです。
さらに、メイクが残ったままの唇は、ターンオーバーが乱れます。
メラニン色素の排出が正常にできなくなり、色素沈着となるのです。
唇の縦ジワは、メイクが入り込みやすい部分なので、念入りにオフする必要があります。
また、最近流行りのティントリップは色味が落ちにくいのが特徴。
細心の注意を払ってクレンジングしましょう。
タバコの弊害
タバコを吸う習慣がある方は、そうでない方と比べて唇の色素沈着を起こしやすいでしょう。
原因の1つ目は、ニコチン。
ニコチンは、血管を収縮させる作用があります。
血管が収縮されると血行不良となり、ターンオーバーに欠かせない酸素と栄養素が行き渡りにくくなるのです。唇にまで血液を正常に届けることができず、ターンオーバーが乱れます。
唇は、血液の色がそのまま唇の色に反映され、血行不良になると黒っぽくくすむのです。
原因の2つ目は、一酸化炭素。
一酸化炭素は、ニコチンやタールと合わせて「タバコの三害」と言われています。
一酸化炭素は体内に入れると、血液のヘモグロビンと結びつく特徴があります。
本来ヘモグロビンは、酸素と結びつき、全身へ酸素を送り届けるもの。
それが一酸化炭素と結びついてしまうことで、身体中に酸素が届かず、血液の酸欠状態に陥ります。
すると血液は暗い紫色になり、唇の血色が悪くなってしまうのです。
原因の3つ目は、ビタミンC不足。
タバコを吸うと体内のビタミンCが大量に消費されます。
このビタミンC、実は色素沈着の元となるメラニン色素の過剰な働きを抑えてくれるのです。
しかし、タバコを吸うと体内のビタミンCが減り、シミやくすみを出来やすくします。
一度失われたビタミンCは体内で生成できないので、食事やサプリなどで補わなければいけません!
唇を色素沈着から守る予防法
唇が色素沈着しやすいのは分かったけど、どうしたら防げるの?
と疑問に思いますよね。
唇を色素沈着から守る予防法は、主に以下の4つです。
- 正しいリップクレンジングをする
- リップスクラブで古い角質を落とす
- UVカットリップクリームを使う
- ビタミンCを摂取する
予防法としてだけではなく、できてしまってからの改善策としても役立ちますよ。
手順からポイントまで、丁寧にご説明いたします♪
正しいリップクレンジングをする
マスカラやアイシャドウ、口紅などのメイクは頑固でなかなか落ちず、ついゴシゴシ擦ってしまう方も多いはず。
それは、クレンジング自体の洗浄力にも問題があります。
一般的なクレンジングは、それ1本で顔全体をオフできる前提で作られています。
そのため、刺激に弱い唇や目元に優しい洗浄成分のものが多いんです。
頑固な口紅を擦らずに落とすには、唇専用のリムーバーを使うとスムーズに落ちますよ。
いつもの癖でゴシゴシ落とさないよう、以下の手順で優しくオフしてくださいね。
●正しいリップクレンジング●
- 唇専用のリムーバーをコットンに適量とる
- 唇の上にコットンを10秒ほど置き、なじませる
- コットンを折りたたみ、折り目を唇にあてて横方向にふき取る
- 縦ジワに沿って縦方向に優しくふき取る
- 綿棒にリムーバーをつけ、小ジワの中まで完全に取り切る
- ティッシュオフする
リップスクラブで古い角質を落とす
古い角質の除去や、クレンジングでは落としきれないメイク汚れを落とすのに適しているのが、リップスクラブ。
古い角質がパリパリになってなかなか剥がれ落ちなかったり、酸化したメイク汚れが残っていたりすると、唇のターンオーバーが乱れ、色素沈着に繋がります。
唇のターンオーバーは、1週間〜10日。このリズムに戻すために、リップスクラブで優しく唇ケアを行いましょう。
しかし、スクラブはザラザラしたものが多く、一歩間違えると刺激を与えてしまいます。
以下の注意点を守りながらケアを行い、ふっくらピンク唇を維持しましょう。
●スクラブを使うときの注意点●
- 必ず唇専用のリップスクラブを使う
- 擦らずなでるように優しく使う
- 使用頻度は1~2週間に1度
- スクラブのあとはリップクリームで保湿
UVカットリップクリームを使う
唇も、体や顔と同じように紫外線対策を徹底しましょう。
体や顔で使う日焼け止めをそのまま唇にも使っていいの?
実はこれ、NGなんです。
一般的にボディ用の日焼け止めは、皮脂を吸着して皮脂分泌を抑える仕様となっています。
唇は、体や顔とは違い、皮脂腺がほとんどなく、皮脂分泌が少ない部位。
ボディ用の日焼け止めを唇に塗ると、逆に乾燥させてしまう恐れがあります。
唇の紫外線対策には、保湿しながらUVケアできるUVカットリップクリームがオススメ。
中には色付きのものもあり、口紅・リップクリーム・UVケアが1本になっているので使いやすいですよ。
ビタミンCを摂取する
先ほど、「タバコを吸うとビタミンCが大量に消費される」と説明しました。
しかし、そもそもビタミンCは水溶性。体内に吸収された後、油でできた細胞には吸収されず、そのまま尿として排泄されるものです。
ただでさえすぐに流れ出るものなので、さらにタバコで消費すれば、ビタミンCが不足した状態が続きます。
それを避けるべく、日常的にビタミンCを摂取して色素沈着を予防することが大切です。
さらにビタミンCには抗酸化作用、コラーゲン生成などの働きも期待できます。
唇の内側から透明感を出すのにもってこいの成分なのです。
●ビタミンCを多く含む食べ物●
果物類 | アセロラ、ゆず、キウイ、レモン |
野菜類 | ピーマン、ブロッコリー、キャベツ |
いも類 | じゃがいも、さつまいも、里芋 |
日本人の平均摂取目安は、1日に約100mg。
食べ物で補うのが難しい方は、気軽に摂れるサプリなども活用してみてくださいね。
色素沈着を確実に治すには
すでにある色素沈着を確実に治療するには、医療の力に頼るのも良いでしょう。
特に唇のシミやくすみをピンポイントで治療できるレーザー治療がオススメです。
レーザー治療は、レーザーを唇に照射して熱を与えることで、ターンオーバーのリズムを早めます。
ターンオーバーが早まれば、色素沈着した細胞をスムーズに排出することができるのです。
色素沈着した黒い部分にだけ反応するので、色素沈着がない部分には影響がありません。
皮膚科や美容外科などで受けられ、一度のレーザーでほとんどの色素沈着が改善されます。
施術中に少し熱を感じる可能性はありますが、特に痛みなども出ないので、最近では気軽に受ける方が増えていますよ。
自力でなかなか改善できない・確実に早く色素沈着をなくしたいという方にぴったりの方法です。
まとめ
唇の色素沈着の原因は、主に以下の4つです。
- 摩擦や乾燥などの刺激
- 紫外線による日焼け
- メイクの洗い残し
- タバコの弊害
そして、唇を色素沈着から守る予防法は4つ考えられます。
- 正しいリップクレンジングをする
- リップスクラブで古い角質を落とす
- UVカットリップクリームを使う
- 美白効果のあるビタミンCを摂取する
さらに、すでにある色素沈着を確実に治すにはレーザー治療がオススメです。
唇は、通常の肌構造とは違い、角質層が薄く、皮脂腺もほとんどありません。そのため、刺激を与えると色素沈着を招く恐れがあるのです。
また、唇は毛細血管の色が直接唇の色に反映されます。血行不良になると、唇全体が紫色や黒っぽくくすんでしまうのです。
しかし、日常生活の中で意識すれば、唇の色素沈着を起こすことなく、ぷっくりとした血色の良い唇をキープできますよ。
ぜひ、あなたにあった方法を生活の中に取り入れてくださいね!
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