去年使ってたリップクリーム、少し匂いが気になるけど
まだ使えるかな?
使い始めたばかりなのに、
納豆のような変な匂いがするのはなぜ?
唇が乾燥しやすい人には欠かせないリップクリーム。
しかし、いつものように使おうと思ったら何故か臭くなってるということ、ありますよね。
そのまま使っていると、喋った時に周りからも気づかれます。知らないところで恥ずかしい思いをしているかもしれません。
実は、このリップクリームの匂いは、雑菌の繁殖や酸化の進行が原因なのです。
「いつも少し使っただけで臭くなって捨ててしまう。臭くならないようにする方法はないの?」
この記事ではこんなお悩みを持つ方に、リップクリームが臭くなる原因4つと臭くならないようにする方法について、詳しく解説していきますね!
リップクリームが臭くなる4つの原因とは
リップクリームが臭いと感じるのは、
- 雑菌の繁殖
- 酸化の進行
- 劣化
このような状態になっているからだと考えられます。
以上を踏まえた上で、リップクリームが臭くなってしまう原因を4つ、詳しく解説しますね。
唇に唾液や食べカスが付着している
直接唇に塗るタイプのリップクリームは、気づかないうちに唇についた汚れをリップクリームに移している可能性があります。
唇には唾液や食べ物のカスなどが付着しています。
唾液の中には常在菌という細菌が存在し、これがリップクリームに付着することで反応を起こして雑菌となります。リップクリーム上で雑菌が繁殖することで、匂いの原因となるのです。
また、食べカスがリップクリームに付いたままの状態で保管するのも、同様のことが起こります。
リップブラシを使用しても臭くなるのは、リップブラシが綺麗に洗えていなかった可能性があります。過去使用した時の雑菌が残っている、あるいは、何回も塗り直しをして雑菌が繁殖してしまっているからだと考えられます。
キャップが完全に閉まっていない
リップクリームのキャップが最後まで完全に閉まっていない状態で保管していると、匂いが発生しやすくなります。
リップクリームは唇に潤いを与えるために油分が含まれています。しかし油分は、空気中の酸素と触れることで酸化を起こし、劣化スピードを早めてしまうのです。
リップクリームは開封して使い始めた時点で、少しずつ酸化が始まっています。
油分は酸素と結びつきやすい成分なので、キャップが完全にしまっていないと、数日であっという間に臭くなるのです。
酸化したリップクリームを唇に塗ると、シミや色素沈着の原因に!
高温多湿の場所に保管している
リップクリームを保管している場所が高温多湿だと、通常よりも雑菌の繁殖や劣化スピードが早まり、異臭を放ちやすくなります。
リップクリームは唇の上に薄い油膜を作り、唇を保湿する働きがあります。ワセリンなどの油分が主な成分ですが、油分は高温多湿の場所では溶け出してしまうのです。
それだけでなく、カビが発生し、生乾きの洗濯物のような匂いを発生させる恐れも。
通常、25℃以上の温度でリップクリームは溶け始めると言われています。
特にジメジメとした梅雨や夏の時期は、リップクリームの保管場所に気をつけなければなりません。
保管する際は、直射日光や湿度を避けた常温の場所を選びましょう。
使用期限が過ぎて劣化している
実はリップクリームには使用期限があります。
使用期限を過ぎたリップクリームは劣化によって、変な匂いがしたり、変形したりします。
リップクリームの使用期限は、未開封の場合約3年以内、開封済みの場合は約6ヶ月〜1年以内と言われています。
使用期限が過ぎると臭いだけではなく色味も変わり、真っ白だったものが黄色っぽくなります。部分的には腐敗が始まっていることもあり得るのです。
冬場にリップクリームを使用する方は多いですが、暖かい季節になるにつれて使用頻度が減り、
前使っていたリップクリーム、どこ行ったっけ…
と、保管場所がわからなくなることがありますよね。
そのまま数年の月日が経ち、「思わぬところで発見した時には使用期限が過ぎていた」ということはよくあります。
「いつ開封したものかわからない」というリップクリームを見つけた場合は、できるだけ使用を避け、新しいリップクリームを使うようにしましょう。
リップクリームが臭くならないようにするには
気づかないうちに臭くなってしまうリップクリーム。
まだ開封してから日が経っていないのに臭くなっていると、ガッカリしてしまいますよね。
できることなら、最後まで長く使いたい!
そんなあなたに、リップクリームが臭くならないための方法を4つご紹介していきます。
唇を清潔な状態にしてから使用する
リップクリームが臭くなる原因の1つに、唇についた唾液や食べ物のカスがリップクリームに付着してしまうことが挙げられました。
特に食事の後やドリンクを飲んだ後、過度な運動をして汗をかいた後にリップクリームを塗る際は、リップクリームへ汚れを付きやすくしてしまうので要注意です
唇が清潔な状態でリップクリームを塗れば、必要以上に雑菌を増やすことを防げます。
外出時などは以下のような方法で、唇を綺麗にしてから使うように心がけましょう。
- ウェットティッシュやティッシュで唇を拭く
- 唇を水洗いしてしっかり水気を取る
しかし、舌で唇を舐めて食べカスを取るのはやめましょう。逆に唇上に唾液を広げてしまうことになります。
使ったリップクリームを拭く
唇を清潔な状態にしてからリップクリームを塗っても、100%雑菌が繁殖しないとは言い切れません。
どちらかというと、塗る前より塗った後にどのような状態で保管しておくかの方が重要です。
使用した後のリップクリームは、
- ティッシュで軽く拭き取る
- スパチュラで使用した部分を削る
このようにしてリップクリームに雑菌が残らないようにケアしてあげると良いでしょう。
また、使用後は酸化防止のため、キャップがカチッと音が鳴るまで閉められているかを必ず確認してくださいね。
リップクリームを指に取って使う
リップクリームを直接唇に塗るのではなく、別のものでリップクリームを取って使用すれば、匂いの原因となる雑菌の繁殖を防げます。
オススメの方法は以下の2つです。
- ウェットティッシュで清潔にした指でリップクリームを取り、唇に塗る
- 100均などでセット売りされている使い捨てリップブラシで塗る
こうすれば、唇とリップクリームが直接触れ合わないので、そのまま使用するよりも匂いの原因を抑えられます。
指で取った後はリップクリームを軽く拭くことで、さらに清潔に保てるでしょう。
リップブラシを使う際も、同じブラシを繰り返し使うのは控えよう。
ジャータイプやチューブタイプのものを使う
一般的なリップクリームはスティックタイプですが、リップクリームには他にもジャータイプとチューブタイプのものがあります。
ジャータイプとは、ボディクリームやスキンケアクリームなどを入れる際に使われる容器の形を指します。このような容器に入っているリップケア用品を“リップバーム”と呼んだりもします。
また、チューブタイプとは歯磨き粉のような柔らかい容器で、手で押した分だけ中身が出てくるものです。スティックタイプのリップクリームは油分の割合が高いですが、チューブタイプは水分が多く、ジェル状のものが多いです。
ジャータイプとチューブタイプ、どちらも一度指に取ってから唇に塗るので、唇の唾液や食べカスの付着を抑えられ、臭くなりにくいでしょう。
スティックタイプよりも手間はかかりますが、その分衛生面上は安心して使えますよ。
少し臭い程度のリップクリームはまだ使える?
若干匂いがある気がするけど、まだまだ使えそう。
使っても大丈夫かな?
見た目に変化がなく我慢できるくらいの匂いであれば、もったいないから最後まで使いたいという気持ちになりますよね。
しかし、少しでも臭いと感じるのであれば、見た目が変わりなくても使用することはオススメしません。
匂いは雑菌や酸化によって発生しています。
雑菌が繁殖しているリップクリームを唇に使うことで、口の中に雑菌が入り、お腹を壊したり、気持ち悪くなったりする危険があります。
また、酸化したリップクリームの使用は、唇の老化を加速させる恐れがあるんです。
酸化する際に発生する活性酸素という成分が、皮膚のシミや色素沈着、しわや肌荒れなどを引き起こします。過去には湿疹を起こし、皮膚科に行く羽目になったという方も。
よっぽどのことがない限り最悪の事態は避けられますが、少しでも臭いと感じるのであれば、潔く諦め、新しいリップクリームを使いましょう。
まとめ
リップクリームが臭くなるのは、以下の4つの原因が考えられます。
- 唇に唾液や食べカスが付着している
- キャップが完全に閉まっていない
- 高温多湿の場所に保管している
- 使用期限が過ぎて劣化している
また、リップクリームが臭くならないようにするには、以下の4つの方法がオススメです。
- 唇を清潔な状態にしてから使用する
- 使ったリップクリームを拭く
- リップクリームを指に取って使う
- ジャータイプやチューブタイプのものを使う
異臭を放つリップクリームを使用していると、周りの人が匂いに気付き、冷たい目で見られるかもしれません。また、体に不調をきたす原因となり得ます。
少しでも臭いと感じるなら、もったいなくても思い切って捨てて、新品のリップクリームと取り替えましょう!
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